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2011年4月29日の太陽Hα画像

2011年4月29日の太陽Hα画像です。
朝の早い時間帯は晴れていたのですが、ぐずぐずしているうちに雲が湧き出してきてしまい、結局、午後まで待つ羽目になってしまいました。午後3時過ぎてから太陽が見えるようになって来たものの、薄雲と言うには厚すぎる雲がかかったままで、いつもなら撮影はあきらめるところです。しかし、今日は、このベールのような雲を通してどこまで写るか試してみることにしました。口径僅か40mmのPSTですので光量不足は否めず、また、コントラストもひどい状態でしたが、どうにか、それらしくまとめることができました。

1.全体像
活動領域がたくさん見えていて、太陽活動が活発であることが一見して分かります。
活動領域は7つはそれと分かります。もう一つ、#11197が見えているのですが、PSTで撮影した画像からは、その場所に活動領域と分かるようなものは写っていません。active region mapの#11195と#11196の間に#を示していない黄色の○の付近に#11197があるはずです。
今回は(厚めの)薄雲のせいでベールを通して見ているような画像しか撮影できませんでしたので、画像処理の方法をいつもとは変えて、何とかそれらしく仕上げたものをアップします。
処理方法を変えたのが良かったのかどうかは分かりませんが、今日アップした画像の中で淡いプロミネンスが一番よく見えているのは下の左側の画像です。いつもは、下の「2.プロミネンス画像」の右側に掲載している画像が一番良くプロミネンスが見える画像なのですが。

20110429-1_pppc_c   20110429-2_nppc_c   active_region_map_20110429

2.プロミネンス画像
残念ながら、大きなプロミネンスは出現していませんでした。

20110429-3_ppbc_c   20110429-4_npbc_m

3.彩層面画像
この画像はモノクロ画像をカラー化したものです。

20110429-5_bppc_mc


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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 21:55 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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