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2018年11月17日の太陽Hα画像と11月11日の火星

久しぶりに撮影しました。

1.活動領域12726、12727付近のPSTによるクローズアップです。
  20181117-1
12726は昨日まで微小な黒点があったと思います。12727付近には昨日から黒点が見えており、本日も、しっかり見えていました。上の画像でも、少なくとも1個の微小な黒点が12727付近に移っていると思います。白色光でも撮影したかったのですが、雲が離れずあきらめました。

2.プロミネンスのクローズアップ
 【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20181117-2
 本日撮影したプロミネンスは、上の1枚のみですが、これ以外に、少なくとも、南東のリムにループ状のプロミネンスが1カ所、西のリムに2カ所(西のリムには計3カ所)が見えていました。

3.2018年11月11日の火星
 11月11日は山城天文同好会の総会のあった日でした。総会後に、軽く夕食をとって、宇治天体精機にお邪魔しました。そこで、待っていたのは22cmアクロマート屈折(f=2760mmだったと思う。)と40cmカセグレイン(ドールカーカム?)私は、持って行っていたASI385MC-coolを22cm屈折に付けて火星を撮影しました。40cmでも撮影出来るはずでしたが、40cmが空いたときには撮影用のPCがバッテリー切れで、ACアダプターも何も持って行っていなかったので、今回は40cmでの撮影は諦めました。
 下の2枚の画像は撮影時のピント位置を微妙に変えたもので、出来上がりの色合いが全く違います。アクロマートなので仕方ないか)(方向を修正して画像を差し替えました。大シルチスがよく見えていると思っています。また、てかっと光っているように写っている場所は、もしかしてヘラス盆地ではないかと思います。)
  20181117-3  20181117-4

 このときの火星の見かけの視直径は10.9秒(ステラナビゲータによる)であることを思うと、非常によく写っていると思います。この屈折のレンズは素晴らしいの一言です。
 以下、撮影ほかのデータです。
撮影時刻は左の画像:2018年11月11日19:42:46~
 右の画像:2018年11月11日19:33:32~
以下共通データ:
露出時間2.5msec/frameで1500フレーム撮影
カメラ:ASI385MC-cool(いわゆる冷やし中華の1種です)を冷やさないで使用
望遠鏡:宇治天体精機製22cmアクロマート f=2760mm(?)
カメラのGain :110
撮影時のColour Space:RGB24
ROIを切って800x800のサイズでキャプチャ
撮影に使用したソフト:SharpCap3.1
スタックはベストフレームの33%をAutoStakkert3.0.14 x64でスタック
PhotoshopCC2018で全体を400%に拡大後に回転、トリミングなど
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:13 |  太陽Hα画像 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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