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2020年6月15日の見納め黒点と17日の太陽Hα画像

17日は良い天気でしたが、シーングが悪く、薄いムラのある雲がどんどん流れてきました。その雲のムラの間を狙って、Hα画像のみ撮影出来ました。(黒点はなかったので、白色光での撮影をするつもりは最初からなかった)

その前に、6月15日に撮影した西没少し前の黒点の画像を掲載します。15日は、とにかく撮影だけはしようと思って晴れ間を待っていたら夕方になってしまい、シーングも酷かったのですが、何とか黒点が分かる画像に仕上がりました。

1.西没前の黒点(6月15日に撮影)
  20200615-1
黄色い矢印の先に黒点が写っていますが、分かり難いですね。 
全球画像では黒点があまりに分かり難いので、黒点を含む南西部分をクローズアップした画像を下に掲載します。この画像中の黄色い矢印の先に黒点が写っていますが、これで見納めとなりました。
 下の画像は黒点を見えるようにするために、Deconvolution (Lucu-Richardson) をかけています。この処理をする前は、何か影らしきモノが写っているような画像でしたから、効果は抜群でした。Deconvolution (Lucu-Richardson)は以前から試しているのですが、効果のあるときと、全く効果が無い(パラメータを合わせ切れていないだけかも)ときがあります。
  20200615-2

2.プロミネンスのクローズアップ(6月17日に撮影)
 【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20200617-1  20200617-2
 左の画像中の黄色い矢印の先には、何か飛び出した薄い小さなモノが写っています。撮影中に何かあるのに気付いたのですが、とにかく、メチャメチャ淡かったです。

  20200617-3  20200617-4

 【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20200617-5  20200617-6

  20200617-7  20200617-9



テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 17:33 |  太陽Hα光 and 白色光 画像 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filters の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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