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2011年1月30日の太陽Hα画像

1月30日の太陽Hα画像です。
午前中は綺麗に晴れていましたが、撮影を始めたころから雲がわき出し、最後は薄雲を通した撮影になってしまいました。午前中に撮影しておけば良かったです。
29日の画像に写っていた活動領域#11150と#11151は、30日も写っています。活動領域#11151は、太陽の向こう側に回り込む直前です。活動領域#11151は、彩層面画像でしか分からないと思います。

(1)全体像1
この画像と次の全体像2ではっきり分かる活動領域は#11150だけで、#11151は、非常に分かりにくい(ほとんど分からない)です。全体像2でも同じです。PSTで太陽をカラーで撮影して、1枚の元画像を合成なしでこのように仕上げようとすると、PSTで撮影した画像ではどうしてもリムに近い部分が暗くなってしまい、リムからあまり離れていない場所にある構造を彩層面の中央付近と同じような感じに仕上げるのが非常に難しいです。プロミネンス部分と彩層面を別々に仕上げて合成すれば状況は改善します。

20110130-1_pppc-c

(2)全体像2

20110130-2_nppc-c


(3)皆既日食風プロミネンス画像
この画像はモノクロをカラー化した画像です。
20110130-3_ppbc-mc


(4)シルエット風プロミネンス画像

20110130-4_npbc-m


(5)彩層面画像
モノクロ画像をカラー化したものです。
全体像1,全体像2では写っていない(写っているとは言えない)活動領域#11151が活動領域として判別できる程度に写っています。
また、北東方向のリムの近くに、活動領域番号は付いていないが、発達すれば活動領域番号が付きそうな領域が写っています。(この記事を書いている2月3日時点では、まだ活動領域番号は付いていません)

20110130-5_bppc-mc

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 22:12 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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