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2015年4月25日の太陽Hα画像

ようやく晴れが続くようになりました。気温もどんどん上がって4月とは思えない暑さです。

1.活動領域12325、12327、12331、12332付近のPSTによるクローズアップです。
  20150425-1
 この画像では分かりませんが、この付近に細くて淡いプロミネンスが昨日から消えずに見えています。そのプロミネンスを浮き上がらせた画像が次の画像です。彩層面に露出を合わせ、かつ、画像に「すじ」が入らないような設定で撮影しているので、プロミネンスと彩層面を同時に見せるのはなかなか難しいです。(N字型のトーンカーブを適用するつもりはないので) それでもプロミネンスは見たいので、今までプロミネンスを浮き上がらせる方法を色々と試してきました。下の画像はその答えの一つです。
  20150425-2
 このプロミネンスはデジタルカメラで撮影すれば彩層面と一緒にうまく写るみたいですが、今の私の方法ではこうでもしなければ画像の中に浮かび上がってきません。(PSTでも眼視で見るとちゃんと見えます。念のため。)

2.活動領域12324、12326付近のクローズアップです。
  20150425-3
 この付近には上のプロミネンスよりさらに淡くて細いプロミネンスが出ています。
  20150425-4
 出ている場所から想像して、12326に関連しているのではないかと想像しています。(見かけの位置以外の根拠はなし)

3.活動領域12330付近のクローズアップです。
  20150425-5
 画像中央付近にこじんまりとあるのですが、分かりにくいですね。

4.活動領域12333と大きなプロミネンスのクローズアップです。
  20150425-6
 プロミネンスの一部が彩層面上に掛かってフィラメントとして見えています。
 この部分の昨日と本日の変化をまとめた画像を下に掲載します。
  20150425-7
 かなりの工夫をしているとはいえ、PSTでここまで写せるとは驚きました。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 18:24 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filters の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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