FC2ブログ

8月10日に撮影した蛾 その2

 8月10日に撮影したヤママユガについて、2つ前の記事の最後に「パッと見て右側はオスですが、左側にはメスの傾向が見えると思います。」と書きましたが、それは、全体を写した写真を見て、左右の触覚の見かけの違い、左右の前翅の見かけの大きさの違いが理由です。以下に、それを確かめてみました。

【ヤママユガの全体画像】
  20220824-6 ヤママユガ
 この画像を見ると、左右の触覚を比べて、右の触覚のふさふさ具合が左の触覚より、かなり、勝っているように見えます。さらに、左右の前翅を見ると、左側の前翅が右側の前翅より小さく見えます。
 触覚の違いは見ての通りだと思います。そこで、左右の前翅の大きさについて、Photoshop CCを使って大きさを比べてみることにしました。

【左側前翅の切り出し】
  20220826-1

【①右側前翅の切り出し】
  20220826-2

【②左側前翅を左右反転し、CCW方向に18度回転、明るさ調整】
  20220826-3

【①に②を重ねる】
  20220826-4

 意外にも、左右の前翅の大きさの違いはごく僅かでした。全体画像を見ると、左右の前翅の大きさがかなり違って見えるのですが、目の錯覚みたいです。
 もし、左側の前翅が右側の前翅に比べてはっきり小さいと、左右の触覚の違いと合わせて、左側が♀、右側が♂の可能性が高くなると思うのですが、どうも、そうではなさそうです。
スポンサーサイト



by akita  at 06:38 |  昆虫 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する

以下は山城天文同好会の会員諸氏のHP、blogへのリンクです
アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード