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2015年4月25日の太陽Hα画像 その2

暫く続いていた晴天は昨日までで、今日は曇りになってしまいました。明日から始まるゴールデンウイーク中に晴天を期待したいところですが、天気予報を見る限り晴れの日は少なそうです。

1.西の活動領域が集まっている付近のモザイク合成画像
 25日の画像からモザイク合成したものをポジとネガで並べてみました。
  20150428-1
 ネガ画像の方がポジ画像よりも磁力線に沿った構造やプラージュ、フィラメントなど分かりやすく見えますね。特にダークフィラメントは太陽面に浮かぶ雲のような雰囲気を漂わせていて、ポジ画像よりもリアルに見えますね。もちろん、あくまでもネガ画像であることを忘れてはいけませんが。
 なお、このネガ画像は、通常のネガではなく、処理を加えてプロミネンスが分かりやすくなるようにしています。真西(右)のリムから右上方向に伸びる薄いプロミネンスはポジ画像では存在が分からず、画像の下の端近くのプロミネンスはポジ画像ではかろうじて見える程度です。もっと極端にすると、さらにプロミネンスが浮き出てくるのですが、彩層面を見やすく残すために、控えめな処理で止めています。
 それにしてもよく写ったと思います。CORONADO PSTを侮ることなかれ・・・ですね。

 なお、東のリムにあった大きなプロミネンス、ダークフィラメントは日本時間の本日(28日)夜になって消え始め、日本時間23時頃には完全に消えてしまいました。残念。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:58 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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