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2023年3月7日の太陽白色光画像

 アップロードが遅くなりましたが、7日に撮影した太陽白色光画像です。COOLPIX P950 f=2000mmの手持ちでスナップショットとして撮影した画像(実際には露出時間を変えてた多数撮影して、細かい黒点の写りが良い画像を1枚選んでいる。)と、赤道儀に乗せたSHARPSTAR60ED(国際光器)を通して撮影した動画をスタックして作った画像の両方をアップロードしますので、写りの違いを比較して見てください。

1.全球白色光画像
【SHARPSTAR60ED】
  20230307-1  20230307-2
 左の画像はSHARPSTAR60EDにLV25mmを付けてアイピースプロジェクションで動画を撮影してスタック後、レジスタックス6でシャープ化した画像です。カメラはASI178MMを使っています。右の画像は左の画像に写っている黒点付近を強調して、その黒点付近の活動領域番号を記入した画像です。
 この画像と同じような画像をCOOLPIX P950で撮影すると、下のような画像になります。(但し、P950で撮影した画像はシングルショットかつRAWで撮影した画像で、スタックはしておらず、トーンカーブを若干触った程度で、シャープ化の処理もしていない。要するに撮って出しの画像(実際にはRAWを現像した画像)です。

【COOLPIX P950】
  20230307-5  20230307-6

 SHARPSTAR60EDで撮影した画像にはnew1で示した淡く見えている黒点(実際には微小な黒点が2個くっつくように並んでいたらしい)の存在が分かりますが、COOLPIX P950で撮影した画像には、同じものが写っておらず、それ以外にも、少なくとも細かい黒点の写り方が異なります。撮影時のシーングの違いが原因であったり、動画をスタックしてシャープ化処理をした画像とシングルショットの撮って出しの画像の違いが原因だったり、光学系の有効口径の違いが原因であったり・・・様々な原因が考えられますが、断定することは出来ないです。

2.黒点付近の拡大
 以下の画像は、ASI178MM+SHARPSTAR60EDにMeadeSWA13.8mmを付けてアイピースプロジェクションで撮影した拡大画像です。(南東のリム付近の拡大画像は、COOLPIX P950で撮影した画像から切り出した画像も含みます。)

【13238,13248,13243付近】
  20230307-7

【13244付近】
  20230307-8

【13240付近】
  20230307-9

【13239,13241付近】
  20230307-10

【new1付近】
  20230307-11

【13242付近】
  20230307-12

【13245付近】
  20230307-13

【13246付近】
  20230307-14
  
【13247, new2付近】
  20230307-15

 COOLPIX P950で撮影すると
  20230307-16
 new2のようにリムに近すぎる黒点は、その存在を認識するのが難しいです。
  
テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 00:22 |  太陽 white light 画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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