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月とスバルの接近

 4月23日の夕方には月と金星がくっついて見えたはずで、写真撮影する予定でしたが、曇ってしまいました。気象衛星の雲画像を見る限り、空が暗くなる時間帯には、京都から西は雲がベタッと出ていたようです。この日の撮影準備として、1日前の22日の夕方、空が暗くなってからP950を手持ちで月と金星が見えている西の空を撮影して、カメラの設定を確かめました。ここでは、22日に撮影(テスト撮影のつもり)した画像から2枚をアップロードします。
 1枚目は、月、金星、アルデバランが写っている画像です。カメラを手持ちで撮影することを条件として、露出時間を変えて、地球照がどうにか写る露出時間を調べた1枚です。あわよくば、明るい恒星も写ってほしいと思っていましたが、この画像に写っている恒星として分かりやすいのは、アルデバラン(おうし座の1等星)だけでした。
  【1枚目の写真のデータ】
  撮影日時:2023年4月22日19時46分12秒(JST)
  カメラ:Nikon COOLPIX P950
  レンズの焦点距離:85mm(35mm換算)
  絞り値:4
  露出時間:1/15秒
  ISO:1600
  その他:手持ち撮影 
  20220422-18

 2枚目はカメラを手持ちで地球照をしっかり写そうと思って撮影した写真の1枚です。よく見ると、M45(スバル)が写っているように思えたので、少しレタッチして強調して見たところ、おなじみの羽子板の形に並んだ星が見えてきました。しかし、M45を見えるように調整した画像に写っている月は見ての通りです。当たり前のことですが、明るさの差がありすぎました。
 昨年の11月8日の月食時に撮影した写真に写っている恒星と今回写っている恒星を比べると、今回は、明らかに、恒星の写りが悪いように思いますが、それはカメラが向いている方向の高度の違い(昨年11月8日は高度43.3度付近をカメラが向いていて、今回は、高度11度付近をカメラが向いていた)のが原因だと思います。
  【2枚目の写真のデータ】
  撮影日時:2023年4月22日19時56分52秒
  カメラ:Nikon COOLPIX P950
  レンズの焦点距離:300mm(35mm換算)
  絞り値:6.3
  露出時間:1/4秒
  ISO:1600
  その他:手持ち撮影
  20220422-17
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 22:53 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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