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2011年7月9日の太陽Hα画像

2011年7月9日の太陽Hα画像です。
久々の撮影でした。梅雨明け直後だからかどうか分かりませんが、透明度が良すぎて、いつもの撮影条件では露出オーバー気味でした。
運良く撮影中にフレアが発生したようです。

1.全体画像
そこそこの規模のプロミネンスが多数見えており、活発な状態が続いているのが分かります。
この時点(14時16分JST)ではまだフレアは発生していません。

20110709-1_pppc_c   20110709-2_nppc_c

2.プロミネンス画像
下の2枚は14時32分に撮影した物ですが、太陽面の西北西方向のリムから急激に伸びていくフレアが写っています。
同時に撮影していた他の画像を調べたところ、このフレアは14時20分頃に始まったようです。例によって撮影中にはフレアの発生に気付きませんでした。従ってこのフレアを狙った撮影はしていませんが、約30分後に撮った写真ではかなり薄くなっています。せっかくデジタルカメラで撮影しているので、撮影する毎にモニターに表示される画像をもっと注意深く見ないといけませんね。(私の場合、露出が適正かどうかしか見ていません。)
なお、左のカラー画像はモノクロ画像をカラー化したものです。(下の2枚は同じ原画像から作成)

20110709-3_ppbc_mc   20110709-4_npbc_m

3.彩層面画像
モノクロ画像をカラー化したものを掲載します。

20110709-5_bppc_mc

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 11:09 |  天文 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

いつもいつも

PSTとは思えへん、スゴイ画像ですね。LUNT6cmやのに、こんなシャープないい画像が撮れません。やっぱりピント合わせかな。
by かひちやう 2011/07/10 22:33  URL [ 編集 ]

Re: いつもいつも

> PSTとは思えへん、スゴイ画像ですね。LUNT6cmやのに、こんなシャープないい画像が撮れません。やっぱりピント合わせかな。

そうですね、ピント合わせは大切です。それ以外に、カメラが持っている画素をできるだけたくさん使うように拡大率を調整することも大切だと思います。ただ、拡大率が撮影日が異なる毎に違っては困るので、結局カメラのズームポジションを固定して接眼レンズを選んで拡大率を調整するしか方法がありません。PSTとE990を組み合わせる場合は、カメラのズームポジションを望遠端にしたときに接眼レンズの焦点距離25mmでコリメート撮影するとちょうどいい具合の拡大率になります。LUNTにE990を組あわせて撮影するときには、カメラのズームポジションが望遠端のときには30mmぐらいの接眼がほしくなると思います。これは現実的ではないので、ズームポジションを広角端にして、10mmぐらいの焦点距離の接眼レンズと組み合わせると具合が良いのではないかと思います。一度試してみてください。
ご参考まで。
by akita 2011/07/11 22:18  URL [ 編集 ]
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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