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2016年5月7日の太陽Hα画像

 今日は撮影できないと思っていたのですが、午後3時過ぎから晴れ間が多くなり、撮影出来ました。と言っても、薄い雲と黄砂があって、露出はいつもの4~5倍が必要でした。こんな状態の時はシーングが良くなければまともな画像は得られないものですが、今日はシーングが非常に良く、なぜか長時間露出にしては、そこそこの画像が得られました。
 後で見た天気予報によると、撮影した時間帯(午後3時台後半から午後4時台にかけて)は前線が京都を通過した直後でした。普通はシーングが良いはずがない条件ですが、なぜか、今日はシーングが良かったです。

1.活動領域12536、12539付近のPSTによるクローズアップです。
  20160507-1
 12536は見納めです。

2.活動領域12542付近のクローズアップです。
  20160507-2
 黒点も目立ちますが、12542の周りをぐるっと取り囲んだ構造は印象的ですね。

3.活動領域12541付近とフレアのクローズアップ
 12541でBクラスのフレアが発生したのを偶然捉えました。フレアの開始は日本時間15時35分前後、ピークは15時40分前後でした。画像は1枚目が15時36分19秒、2枚目が15時38分18秒からそれぞれ20秒の動画を撮影してスタックしたものです。
  20160507-3  20160507-4
 僅か2分ほどで、一気に来ているのが分かりますね。
 その後、16時05分27秒から撮影した画像(下の画像)では、フレアは収まっているのが分かります。
  20160507-5

4.プロミネンスのクローズアップ
  20160507-6
 今日は、これ以外にも微小かつ薄いものがいくつか出ていました。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 21:40 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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