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2016年7月30日の太陽Hα画像

撮影出来る時間に曇っていたりで、24日以来の撮影です。

1.活動領域12570付近のPSTによるクローズアップです。
  20160730-1  20160730-2
 右側の画像は12570付近を白色光で撮影したものです。
 今見えている活動領域はこれだけです。

2.長いフィラメントのモザイク合成画像
  20160730-3
 Hαで見たときに目立つのがこのフィラメントです。この画像は、2枚の画像をモザイク合成しています。
 もう少しで西の端がリムに到達しますので、それ以後プロミネンスに期待しましょう。(吹っ飛ぶなよ・・・)

3.発達して活動領域になってほしい領域4カ所
  20160730-4  20160730-5
 左の画像には、東のリムから出て来たばかりの小さな明るい領域が写っています。右の画像は、左の画像の領域よりも西にある領域で、そこそこのプラージュが見えています。 これらは、もしかすると、発達して活動領域番号が付番されるかも知れませんね。

  20160730-6
 この画像は、太陽の中央付近をクローズアップしたものですが、画像中央の左(東)側に、磁場が緩く集まっている雰囲気の漂っている領域が写っています。また、画像中央の右下にも同じような領域が見えています。
 これらを白色光で見ると、下の画像のように微小黒点(pore)が幾つも見えていますが、これらは短時間のうちに消えたり、新しいのが現れたりしています。
  20160730-7  20160730-8
 そのうち、しっかりした黒点に発達してほしいですね。

4.プロミネンスのクローズアップ
 今日は、東西両方のリムに、そこそこのプロミネンスが見えていました。
 【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20160730-9

 【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20160730-11  20160730-10


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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:06 |  太陽Hα画像 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

No title

おはようございます~。(^_^)
長~いフィラメント、今週には西のリムに達しますので、いいプロミネンスが見えることを期待しましょう。(^^)v
微小黒点は実に微妙で、眼視で確認できているのに画像に「写っていない」場合、画像のコントラストを目一杯上げたりして確認しています。
そのままでは真っ黒な画像になってしまって人様にはお見せできないので、公開画像はごく普通の仕上げをしています。
が、公開画像では黒点なのか「シミ」なのかわからないような仕上がりになってしまいます。akitaさんのようにクローズアップ画像をとればよいのでしょうが、晴れ間があるうちに10ショットのHα動画を「短時間で」撮るという作業を控えているので、なかなか厳しいです。
さて、今日は合宿です。天気は期待できませんが…
by かひちやう 2016/07/31 07:06  URL [ 編集 ]

Re: No title

こんにちは~

あの長いフィラメントがプロミネンスとして見え始めるのは明後日あたたりからですかね。
微小黒点は露出を若干アンダー気味にすると、写りやすいように思います。
ところで、山天の合宿ご苦労様です。雲も一緒について行ったみたいですね。今夜の京都は天気が良さそうです。(^^)
by akita 2016/07/31 13:51  URL [ 編集 ]
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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