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2016年8月5日の太陽Hα画像(一部4日の画像あり)

出勤前に撮影しました。
実は3日午後から絶不調になり、帰宅後4日の午後までダウンしていました。4日の夕方になって急に調子が戻ってくると、晴れている外が気になりだして、ついつい撮影してしまいました。
と言うことで、今回は今朝(5日朝)に撮影した画像と4日夕方に撮影したものを並べて掲載しようと思います。

1.活動領域12570付近のPSTによるクローズアップです。
  20160805-1  20160805-2
 左が4日夕方に撮影したもので、右が5日朝に撮影したものです。これらの画像と3日に撮影した画像を比較して見ると、元々あった12570付近のプラージュから北西(画像では右上))側に少し離れた位置に、はっきりとした黒点を伴った別の領域が現れてきたのが分かると思います。これらを見る限り、黒点のある領域は12570とは別の新たな活動領域のようにも思えるのですが、この記事を書いている5日23時過ぎの時点では、ネット上でどこを見ても新たに出現した黒点のある付近が12570となっています。SDOのHMI Magnetogramを見ても、接近はしているけれど別の領域のように見えるのですが、実際はどうなんでしょうね。

2.活動領域12571付近のクローズアップです。
  20160805-3  20160805-4
 左が4日夕方、右が5日朝に撮影した画像です。
 4日夕方の時点で活動領域になりそうな雰囲気があったので撮影しておきましたが、正解でした。今朝には、Hαで見てもはっきりと分かる黒点が現れていました。

3.プロミネンスのクローズアップ
【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20160805-5
 背は低いが南北に広く分布しているプロミネンスです。全体がダークフィラメントとして見えるようになった後が楽しみですね。

【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20160805-6  20160805-7
 左が4日夕方、右が5日朝に撮影した画像です。
 下の画像は5日朝に撮影した別の画像で、彩層面とプロミネンスを両方出来るだけ分かるように仕上げて見ました。北西のリムに到達した長いフィラメントも、そろそろ終わりに近付いていて、この位置に見えるプロミネンスも明日か明後日までかも知れませんね。
  20160806-8

 さて、次の日曜日から月曜日にかけて、12565と12567があった領域が地球から見えるようになるはずです。来週はそれらを楽しみにしましょう。(何かは残ってると信じて・・・)



 
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:58 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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