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2016年8月8日の太陽Hα画像、白色光画像

岡山で撮影しました。
暫く静かだった太陽面がここに来て賑やかになってきました。東のリムからは新たな活動領域2カ所と、明日には活動領域番号が付きそうな領域1カ所が出てきたのが見えます。それ以外にも、夜になってSDO HMI Intensitygramを見ると、南東のリムから大きそうな黒点が見え始めているのが分かります。プロミネンスも派手なのが出ていて、しばらくは楽しめそうです。

1.活動領域12572付近のPSTによるクローズアップと白色光画像
  20160808-1  20160808-4
 12572は明日が見納めです。12570はHα画像で辛うじて痕跡が見える状態まで衰退しました。
 Hα画像に写っている細長いプロミネンスは下の画像も見てください。このプロミネンスは、この画像を撮影した12時間後でもはっきりと見えています。明日はどうなってるでしょうね。

2.活動領域12571付近のクローズアップと白色光画像
  20160808-2  20160808-5
 黒点が独特ですね。

3.活動領域12573、12574付近のクローズアップ
  20160808-3  20160808-6
 昨日東のリムから出てきたばかりの黒点がある領域は12573と付番されました。また、それを追うようにして出てきた領域は12574と付番されました。12574は12567の回帰ではないかと思います。そして、少し北に離れたところからも新たな黒点を伴った領域が出てきています。
 東のリムに見えているプロミネンスも見事です。このプロミネンスは、下の画像も見てください。

4.白色光で見た全球もどき画像
  20160808-10

5.プロミネンスのクローズアップ
 【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20160808-7
 ここまで立派だと、PSTでも十分見応えのある画像を撮ることができます。

 【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20160808-8  20160808-9

6.昨日のM1.3のフレアの発生場所について
 昨日の記事を訂正しましたが、さらによく調べると、訂正の必要は無かったかも知れません。
 同じフレアの出現場所が、情報源によって、東のリムと西のリムの全く異なった場所になってしまっているのは、ネット上で調べる限り、どうも、SDOのAIAの画像を撮影する機器が故障して復帰しておらず、フレアの場所を特定するには他の衛星の画像を見る必要があることに原因があるようです。(画像の撮影インターバルがSDOは12秒(だったと思う)に対して、他の衛星はインターンバルが遙かに長い?)
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 22:50 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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