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2014年10月19日の太陽Hα画像-Xクラスフレア

 昨日「フレアを連発しており、今後が楽しみです」と書いた活動領域12192で大きなフレアが発生しました。たまたま撮影中に発生(と言うか怪しげな雰囲気)に気づいたので、急遽PC任せで1分おきに撮影することにしました。撮影中にSpaceWeatherLive.comを見ていたのですが、極大時にX1.1に到達したようです。
 画像が多すぎてすべての画像の処理を終えるには相当時間がかかりそうなので、とりあえず、代表的な画像を数枚掲載します。(画像はすべてCORONADO PSTで撮影)

 最初の画像はフレア発生直前の画像です。
   20141019flare-2
 この画像を撮っている時に「もしや」と思い、PC任せで30分だけ1分間隔のインターバル撮影をすることにしました。インターバル撮影している間にSpaceWeatherLive.comを見て、実際にフレアが発生していることが確認できたので、以後30分ごとに様子を見ながらフレアが収束するまでインターバル撮影を続けることにしました。

 次はフレアがピークの直前の画像です。(ピークは日本時間14時03分)
   20141019flare-3
 この写真はピントがずれていますが、雰囲気は十分にわかると思います。実はインターバル撮影中ピントを確認しなかったことが裏目に出て、インターバル撮影を始めてから徐々にピントがずれて行ったのに気づきませんでした。太陽の熱のせいだと思います。ピントはマメに確認すべしですな・・・。

最後にフレアの終了から約30分後の画像です。
  20141019flare-4
  この画像を撮影する少し前にピントがずれていることに気づきました。
  フレアの終了は日本時間で14時48分(SpaceWeatherLive.comによる)だそうですが、それから30分たってもまだまだ雰囲気は残っています。

活動領域12192は活動領域12172が太陽の裏側で消えること無く戻ってきたもので、今後、当分の間、活発な活動を続けるのは間違いなさそうです。6日後に地球の真正面に来ます。地球に向かって何も吐き出さないでほしいですね。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 19:41 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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