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カラー化してみました

活動領域12192が戻って来て地球から見え始めています。新しい活動領域番号は12209です。
今のところ少なくとも黒点が2個見えているようです。明日には全体が見えるようになるのではないかと思いますが、かなり衰退しているように見えます。白色光で見ると、前に活動的であった部分に白斑がたくさん見えているように思います。・・・とは言え、早速Cクラスのフレアを発生しています。明日以降楽しみです。

さて本題です。
今回は、モノクロで掲載している画像をカラー化したものを例として掲載しようと思います。
太陽を描くとき、日本では「赤」で描く傾向が強いですが、海外の場合は「赤」は少数派です。オレンジ色、黄色、場合によっては金色で描くのを良しとするする国もあるようです。赤(紅)が大好きな中国でも太陽を描くときには「黄」を使うらしいです。(皆がそうしているかどうかは不明)
カラー化するときに、単純にHαの波長からしっかりとした赤色にしてしまうと構造が見にくくなってしまう傾向があります。色を付けて分かりにくくなるのでは何をしているのか分からなくなります。元々Hα画像は単色光で撮影された画像ですのでモノクロ画像が素直であるとは思いますが、せっかくカラー化するのであれば、より見やすくなることを目指して色を選ぶのも考え方の一つかと思います。
ということで、今回からネタのないときに異なる色に着色した画像を掲載します。どの色が良いか、考えてみてください。

今回は、見にくくなる赤を少しオレンジ色側に振った例です。(赤がだめと書いておきながらいきなり赤から入っている・・・)オリジナルのモノクロ画像も掲載しますので比較してみてください。画像は、過去に掲載していない画像から2014年9月14日に撮影した活動領域12155、12157、12159(中央の黒点とプラージュを含む付近)、12158(左上の大きな黒点付近)とプロミネンスを含むもので、ASI120MMのテスト撮影で撮ったものです。

  20141113_orange_red 20141113_mono


やはり赤が強いとオリジナルのモノクロで見えているものが見にくくなると思うのですが、いかがですか?
ただ、この画像に関する限り、プロミネンスは見やすくなっていますね。

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:15 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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