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2017年6月3日の太陽Hα画像

昨日6月3日の太陽Hα画像です。
昨日の京都は、朝の早い時間帯は晴れていましたが、天気予報に反して、その後雲が多くなりました。午後になって、良く晴れたものの、なぜか私の家からは太陽の方向に雲が湧き出していて、なかなか撮影出来ませんでした。

1.活動領域12661付近のPSTによるクローズアップです。
  20170603-1
 地球からは6月1日から見えている活動領域です。久しぶりにフレアを頻発させている領域で、Cクラスのフレアを6月1日には6回(最大はC6.6)、2日には2回(最大はC8.0)、3日には3回(最大はC2.5)を発生させています。
 この領域は、最近にしては規模の大きな黒点群を伴っています。下の画像は、国際光器のSHARPSTAR60ED+PL12.5mm+ASI120MMの構成でアイピースプロジェクションで撮影した白色光画像です。
  20170603-7
 この黒点群を追うようにして東のリムから白斑が出て来ています。ここにも黒点があるのではないかと期待したのですが、4日(日曜)13時の時点では、黒点は発生していないようです。

2.活動領域になりそうでならない領域
  20170603-2
 この領域が見え始めた5月27日から、ずっと期待して待っているのですが、この領域は、これ以上発達しないのでしょうかね?

3.次に期待したい領域のクローズアップ
  20170603-3
 2で画像を示した領域の東側に、発達しかけたかも知れない領域が2カ所あるのに気付きました。
 この画像を撮影した時点では黒点は発生していませんでしたが、4日になって微小な双極性の黒点が発生しているようです。

4.プロミネンスのクローズアップ
 【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20170603-4  20170603-5
 北側(上側)のプロミネンスは薄いものです。

 【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20170603-6
 この画像に写っているプロミネンスは、非常に薄いものです。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 13:10 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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