FC2ブログ

モザイク合成した太陽Hα画像

PSTで撮影した太陽のHα画像をモザイク合成してみました。(撮影日は2014年11月15日)
カメラはいつも使っているASI120MMと同じ撮像素子を搭載しているQHY5L-IIで、Meade SWA13.8mmによるアイピースプロジェクションで撮影したテスト画像から試しに合成してみました。モザイク合成はSI7を使っています。1枚あたりの写野はASI120MMとほぼ同じ(アイピースとの距離が少し異なるので、同じでは無い)ですので、いつも掲載している画像が太陽面でどの程度の範囲を切り出したものか分かっていただけると思います。
  20141121-1
この写真はアストロアーツのHPの天体写真に投稿した画像のオリジナルをさらに調整してリサイズしていますが、縮小率はこのページに掲載した画像の方が小さい(つまりサイズが大きい)です。
太陽面の西に活動領域12205、東に活動領域12209、中央に活動領域12208などが見えています。

せっかく良い感じにできあがったと思うので、カラー化してみました。カラー化はPhotoshopCCで行いましたが、カラー化の過程でプロミネンスがよりわかりやすくなるように調整を加えています。
20141121-2
モノクロ画像とカラー化した画像を比べると、モノクロ画像の方がリムに近い部分がより分かりやすいですね。カラー化すると、その部分は色に埋もれてしまうような感じです。

それにしても、PSTでもよく写りますね。
テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 22:59 |  太陽Hα画像 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

迫力

こんにちは~(^_^)
モザイク合成で面積が広くなると迫力がありますね~(^^)v わたひも昨日モザイク合成の練習をしましたが、MicrosoftのICEに画像を放り込むだけで一瞬にして合成してくれるのは驚きです。ただ、太陽面を9分割(うまくやると東西南北4分割?)して撮像、スタックするのはちょっと根気が要りそうで、当分は「拡大画像」ということでやっていきます。
by かひちやう 2014/11/22 12:26  URL [ 編集 ]

Re: 迫力

こんばんは
そうですね、モザイク合成すると口径わずか40mmのPSTで撮っているとは思えないような迫力満点の画になりますね。でも、仰る通り、日常的にモザイク合成をするにはエネルギーが要りすぎますね。
MicrosoftのICEは知りませんでした。入手できるのが分かりましたので、近いうちに試してみます。
今はステライメージ7のモザイク合成機能を使っています。フォトショップでも試しているのですが、なぜか、うまくいかないことが多いです。古いバージョンのフォトショップではマニュアル操作でも重ねられたと思うのですが、最近のバージョンではマニュアルでの重ね方が分からなくなりました。(まじめに調べてないだけなのですが、もしかして自動しかできなくなっているかも)
by akita 2014/11/22 21:26  URL [ 編集 ]
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する

以下は山城天文同好会の会員諸氏のHP、blogへのリンクです
アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード