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2019年10月27日の太陽Hα画像

前の土日(10月26日、27日)は、天気予報では、京都も岡山も晴れの予報でしたが、岡山は土曜日は曇って、日曜日も雲が多く、結局、27日に雲が次々と通過する中で、無理矢理撮影と、少しテストをしました。今回は前回とは違い、雲が通過中に撮影した動画も、どうにかスタック出来ました。(かなり苦労しました。)

1.プロミネンスのクローズアップ
 27日は、北西のリムに見事なプロミネンスが見えていましたが、見物はそれだけでした。

【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20191027-1  20191027-2
 南東のリム(右の画像)には、濃いプロミネンスに加えて、写してみて初めて見えた薄いプロミネンスが出ていました。

【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20191027-3  20191027-4
 北西のリム(左の画像)に見えているプロミネンスは見事でした。この画像にも、撮影してみなければ見えなかった薄いプロミネンスが写っています。

2.バローのテスト
 上の画像は、Quark(4.2倍のバロー入り)+SHARPSTAR60ED(f=330mm)にASI120MMsを直接付けて撮影したものです。(合成f=1386mmの直焦で撮影。)その構成のカメラのノーズピースにWilliam Opticsの3枚玉1.6xバロー(バルク品)を付けて撮影した北西のリムに出ていたプロミネンスの画像です。
  20171027-5
 この画像も撮影中には薄雲がどんどん通過して行きましたが、何とかスタック出来ました。ここで使用した1.6倍のバローは、少しだけ撮影倍率を上げたいときにはちょうど良いみたいですね。

3.ASI178MMで撮影すると・・・
 カメラをASI120MMsからASI178MMに変えてプロミネンスを撮影してみました。北西のリムに出ていたプロミネンスの画像を掲載します。
  20191027-6
 撮影時刻の違いから、淡いプロミネンスの出方が変わっているのが分かると思います。ASI178MMも良く写ると思います。ASI178MMは撮像エリアが広いので(ASI120MMsと比べて)、上手く使うと4~6枚でモザイク合成することで全球が写せそうです。

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:30 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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