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2020年4月29日の太陽Hα、白色光画像

 4月29日に撮影した太陽の白色光及びHα画像を掲載します。
 29日は非常に良い天気で、今までできなかったことをいろいろと試すことができました。その結果撮影しすぎて、スタックとか仕上げなどに恐ろしく長い時間が掛かりました。撮影は27日に京都で、スタックと仕上げは27日~5月1日に京都と岡山で、投稿は5月1日に岡山からです。
 最近は黒点が良く出てきます。29日も30日に番号が付く12762に現れた黒点群がが見え始めていました。(12762の黒点は、少なくとも5月1日まで見えていました。) また、4月29日には一度消滅した12760の黒点が復活し始めました。この復活した黒点群は少なくとも5月1日まで見えています。さらに、4月30日から黒点が伴うようになり5月1日に活動領域番号12763が付く領域も、4月29日には東のリムに近い場所でプラージュだけの領域として見えていました。
 そんな状況で、太陽活動は極小を超えたのではないかと錯覚しそうな状態です。
 なお、William Optics の Z103+オリジナル・クオーク・プロミネンスモデルで撮影した画像は明日にアップロードしようと思います。

1.白色光による太陽全球画像
  20200429-1
 画像中、赤い矢印の先に見えているのは活動領域12760付近で復活した黒点です。この時点では、まだゴミのようですがその後、ぱっと見て、それと分かる規模まで発達します。下に単独でクローズアップした画像を掲載します。
 画像中黄色の矢印の先に見えている黒点などは、29日から見え始めた黒点などで、この付近の領域には30日には活動領域番号12762がつきました。

2.白色光による活動領域12760、12762と5月1日に活動領域暗号12763が付くプラージュだけの領域のクローズアップ
 【12760】
  20200429-2

 【12762】
  20200429-3

 【12763になるはずの領域】
  20200429-4
 この状態から一気に発達して黒点を伴った領域になりましたが、この領域に出た黒点は1日程度の寿命でした。

【ここからはSHARPSTAR60ED+オリジナルクオークプロミネンスモデル+ASI178MMで撮影したHα画像です】
3.活動領域12760と12761付近ののクローズアップ
  2020029-5

4.活動領域12762(撮影時点ではまだ番号無しでした)付近のクローズアップ
  20200429-6

5.発達するかも知れないと思った領域
 4月29日の撮影時に発達するかも知れないと思った領域
  20200429-16  20200429-17
 左の画像の領域は5月1日には、活動領域番号12763が付いていました。

6.活動領域12760、12761、12762付近のクローズアップ
 撮影中に1枚に収まることに気付いて撮影しました。
  20200429-7

7.プロミネンスのクローズアップ
 【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20200429-8  20200429-9
 
  20200429-10  20200429-11

【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20200429-12  20200429-13

  20200429-14  20200429-15




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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 18:18 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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