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2020年11月3日の太陽Hα光・白色光画像

 国際光器のSHARPSTAR60EDで撮影した11月3日の午後の太陽Hα光・白色光画像です。
朝にE-620の手持ちで撮影した画像に写っていた南東のリムから見え始めた直後の黒点の後から、さらに黒点が出て来ているのが午後撮影した画像で分かりました。本格的にサイクル25の活動が立ち上がってきているように感じます。

1.白色光全球画像
 国際光器のSHARPSTAR60ED+ASI178MM+LV25mmで撮影しました。
  20201103-4
 デジ一の手持ちで、朝、撮影した画像より、黒点(Bの矢印の先に見えている)が見やすくなっています。また朝見えていた黒点の後から別の複数の黒点が見えはじめています。この黒点群が、もう少し見やすい位置まで廻ってきたとき、どのように見えるか楽しみです。なお、この黒点群のある付近の領域に活動領域番号はまだ付いていない(SOLAR Region SummaryなどのNOAAのレポートには出てこない)ですが、NOAAのHPに掲載されているSolar Synoptic Mapには手書きで2781と書かれています。
では、2780はどこかというと、上の画像中のAの矢印の先に見えている白斑の付近です。この白斑にも黒点が見えていましたが、今日の日中は、SDOの画像を見る限り、出たり消えたりしていました。下の画像は、ちょうど、黒点が消えたときに撮影した画像です。(この撮影時刻あたりには黒点が消えていたらしいことはSDOの画像で確認できます。)
  20201103-5  20201103-6

2.Hα画像
 本日の午後は雲が多く、白色光での撮影に時間を取られてしまい、Hα での撮影をはじめた時には、太陽は京都の西山に沈む直前でした。そこで、撮影対象を黒点付近に絞って撮影した画像が下の画像です。

  20201103-7

 しかし、この画像を撮影している途中で、西山に生えている木のシルエットが見え始めたので、途中で撮影を中断しました。
 そのような動画(余計なものが写っている動画)はスタックしても上手くスタック出来ないことが多いので、今回はPIPPで木のシルエットが映り込んでいるフレームを全て取り除いてからスタックしました。

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:10 |  太陽Hα光 and 白色光 画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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