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2021年1月20日の太陽白色光画像とHα光画像

 20日に撮影した太陽の白色光画像とHα光画像です。
 20日もシーングが悪かったのですが、撮影中に、時折シーングが落ち着くときが現れはじめました。落ち着くと言っても数秒から10秒程度落ち着いては元の酷い状態に戻り・・・を繰り返すようになりましたが、撮影の終わり頃にそうなりましたので、結局、酷いシーング状態での撮影はいつも通りです。

【白色光画像】
1.白色光全球画像
  20210120-1
 国際光器のSHARPSTAR60EDにLV25mmを付けたアイピースプロジェクションで撮影しました。カメラはASI178MMです。
 東のリムから出て来た黒点付近はかなり見やすくなりました。最初見え
た黒点の後に続く黒点が見えていますが、最初に見えた黒点付近は活動領域12797として付番されました。その後に続く黒点付近は12798と付番されたのですが、上の全球画像を撮影した時にはまだ付番されていませんでした。

2.黒点付近のクローズアップ
  20210120-2
 この画像を撮影した時には、まだシーングは落ち着いていませんでした。なんか、眠い画像に仕上がってしまいました。

【Hα光画像】
1.活動領域12797付近のクローズアップ
  20210120-3
 上の白色光画像と比較すると、ずいぶん雰囲気が違うのが分かると思います。
 12797付近に見えている黒点を追いかけるように出て来た黒点付近は活動領域12798と付番されていますが、この画像を撮影した時には、まだ付番されていませんでした。
 この付近をZ103を通して撮影すると下の画像のようになります。
  20210120-6
 撮影に使う望遠鏡の口径が60mmと100mmの違いを見てください。(画像の出来上がりに影響するシーング等の条件が異なるので、参考として見てください。)

2.活動領域12796付近のクローズアップ
  20210120-4
 黄色の破線で描いた楕円の付近が12796です。
 この付近をZ103で撮影すると下のようになります。
  20210120-7

3.発達するのを期待する領域
  20210120-5
 破線の円の中にある小規模なプラージュは、撮影後1日経ってもまだ見えており、発達すると活動領域番号が付くようになるかも知れません。(そろそろ北半球にも何か出るのを期待しましょう。)

4.プロミネンスのクローズアップ
 【東のリムに見えていたプロミネンス】
  20210120-8  20210120-9

 【西のリムに見えていたプロミネンス】
  20210120-10  20210120-11
 左の画像の赤道に近いあたりに写っている淡いプロミネンスをZ103で撮影すると下の画像のようになります。
  20210120-12
 南西のリムに見えているプロミネンス(右の画像)をZ103で撮影すると下の画像のようになります。
  20210120-13
 シーングが悪いとこんなにぼけた画像しか得られません。

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 21:59 |  太陽Hα光 and 白色光 画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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