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2015年2月8日の太陽Hα画像

2月8日も岡山での撮影です。午後3時頃から急に晴れて来て撮影できました。ただ、シーングは悪かったです。

1.活動領域12277付近のPSTによるクローズアップです。
  20150210-1
 活動領域12277で小規模なフレアが起こっているように見える箇所があります。また、12277の南側にある領域はPSTでは黒点が見えなくなりましたが、プラージュは縦長の楕円を崩したような形で残っています。この領域付近のMagnetogramを見てみると、2月6日にはごく小さな領域に磁場が集中しているように見えますが、活動領域とするほどではなかったのか、結局活動領域番号は付きませんでした。
 画像の左端下部には活動領域12280が写っています。

2.活動領域12280付近のPSTによるクローズアップです。
  20150210-2
 この活動領域も12277と同様フレアをよく発生させています。
 左方向に向かって伸びるフィラメントの全体像は下の全球画像を参照してください。

3.活動領域12281付近のクローズアップです。
  20150210-3

4.東のリムから出てきたばかりの活動領域12282付近のクローズアップです。
  20150210-4

5.モザイク合成した全球画像です。
  20150210-5
 何度もトライしていた全球のモザイク合成画像をようやく作ることができました。一部が僅かにずれている画像であれば何度か作れていたのですが、この画像のようにずれの無いように見える画像が合成できたのは初めてです。ただ、モザイク合成に使った元画像の一部に質の非常に悪い画像があるのが原因で、部分的に分解能が悪くのっぺりぎみの部分があります。よほど天候が安定していないと全体がそこそこの分解能を保った画像は作れないようです。
 この画像を見ると、活動領域12280から伸びるフィラメントが如何に長大であるか分かると思います。どうやら、このフィラメントは、ようやく全体が地球から見えるようになったみたいですね。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 23:48 |  太陽Hα画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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