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2021年6月25日の太陽白色光画像 その2

25日にSHARPSTAR60EDを通して撮影した白色光画像です。

1.全球白色光画像
  20210625-2
 一つ前の記事で掲載した手持ちのデジ一で撮影した全球白色光画像と比べてください。

2.12833付近に見えていた黒点付近
  20210625-3
この画像中の2本の黄色の矢印の先に微小黒点があります。これらの微小黒点は撮影中に気付いて、その場で、SDOのHMI MagnetogramやGONGなどで確認したところ、GONGでは微小黒点の見えている付近に小規模なプラージュが見えていましたので、この付近は活動的になっていると思いました。しかし、26日の朝(日本時間)には黒点は消えていて、SDOの Magnetogramの画像には痕跡が残っているのみでした。

3.南東のリムから出て来た黒点群
  20210625-4
 全球画像では分かり難い黒点群も、この画像ではよく分かると思います。
この黒点群は、撮影中は3個か4個の黒点が集まっているように見えていました(下の画像でA~C、または、A~D)がクローズアップして見ると、下の画像のA、B、Cは1個ではないように見えます。また、Dは淡く、結局、消えたみたいです。
  20210625-5

4北東のリム近くの白斑
  20210625-6
 これらの白斑のある領域は、地球から見えるようになる前はデカい黒点があるのではないかと思ってメチャ期待していたのですが、リムを超えて地球から見えるようになってみると白斑だけの領域でした。残念。
 気を取り直して、もう少し調べてみると、N25とS25あたりの東のリムから来週前半には次の活動的な領域が出て来そうです。それらの領域に黒点があるかどうかは分かりませんが、期待して待ちましょう。
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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 08:16 |  太陽 white light 画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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