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2021年8月28日の太陽Hα画像

 28日に撮影した太陽Hα画像です。ASI178MM+Z103+QUARKで撮影した画像です。
 28日午後3時頃、12860で、M4.8のフレアがありました。今回のフレアは気付いたのがピークを過ぎてからで、しかも、午後4時には私用で予約があったので思うようには撮影出来なかったのですが、多少は撮影出来ました。


1.活動領域12860付近で発生したM4.8のフレア
  撮影条件の設定と撮影間隔には問題があるのですが、とりあえず、撮影した順に画像を掲載します。撮影時刻は画像中にUTで記入しています。
 フレアのスタート時刻は日本時間で午後2時39分、終了時刻は午後3時23分で、ピークは午後3時11分頃ですが、終了時刻の後も暫くは明るく輝いた状態で徐々に暗くなっていくように見えます。今回撮影できたのはフレアの終了直前から約20分間です。

  20210828-1

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  20210828-17

2.活動領域12859付近のクローズアップ
  20210828-8

3.活動領域12861付近のクローズアップ
  20210828-9

4.活動領域12862付近のクローズアップ
  20210828-10
 12862のすぐ東側の領域(画像中の矢印の先の小さいプラージュのように見える付近)が発達して小黒点が数個発生しました。見かけは、12862と非常に似ていましたが、29日に見えていたのはこの領域で、12862は西没していて見えなかったはずです。

5.南東のリム近くの黒点群付近のクローズアップ
  202108285-11
 撮影時刻の近いSDOの画像を見る限り、白色光では少なくとも3個の黒点が見えています。その3個の黒点に対応するのが画像中の矢印の先ですが、1個だけどこかよく分かりません。(?の付いた矢印の先付近と思います。)

6.プロミネンスのクローズアップ
 特に目立ったプロミネンスだけ撮影しました。
  20210828-12  20210828-13




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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 22:07 |  太陽Hα画像 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

No title

おはようございます~。(^_^)
スゴいフレアですね。
急激に活発になった活動領域なので
やはりエネルギーのかたまりなのかな。
私の観測場所では午後3時を過ぎるとご近所の屋根に隠れてしまいます。
ねらって撮れるものではありませんが
次の機会にはぜひ撮りたいと思っています。
by かひちやう 2021/08/30 05:52  URL [ 編集 ]

Re: No title

 おはようございます~
 28日は白色光での撮影が終わった後、太陽方向に雲が張り付いたので、暫く休憩していました。休憩中に、あのフレアが始まったようです。午後4時から散髪を予約していたので時間切れで思ったようには撮れませんでしたが、ギリギリまで粘って撮影したつもりです。
 あんな規模のフレアは、マグネットクラスがβ-γとなっている活動領域で起こる可能性が高いみたいです。実際、NOAAのSOLAR REGION SUMMARYを見ると12860はBeta-Gammaとなっています。まだ、暫くは(12860が太陽の裏側に回りこむ直後ぐらいまで)は大きなフレアが見える可能性があるのではないかと思います。
 フレアの発生を気付きしやすくするために、私は、いつもNOAAの SPACE WEATHER PREDICTION CENTERのホームページで見ることの出来るGOES X-RAY FLUXの(ほぼ)リアルタイムのグラフなどを撮影用ではないPCで表示させた状態でHαの撮影をしています。SpaceWeatherLiveのホームページでも同じようなグラフ表示を見ることが出来ますが、SWLの方はグラフの更新が約10分に1回(?)に対してNOAAの方は約2分ごと(?)にグラフが更新されているようですので、NOAAの方が良いと思います。そのグラフをチラチラと見ることで、フレアの発生を気付きやすくしています。気付いたら、とりあえず、どこで発生しているか探します。
by akita 2021/08/30 06:49  URL [ 編集 ]
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プロフィール

akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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