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2021年10月20日の太陽白色光画像

20日の朝、手持ちのデジ一で撮影しました。19日ほど雲は多くありませんでしたが、シーングは非常に悪かったです。

1.全球白色光画像
  20211020-1
 この画像はシーングの影響が一番少ないと思う画像です。手持ちのデジ一で太陽を撮影するときには空の状態で適正な露出時間が大幅に変わるので、その対策として露出時間を1/500sec~1/2500(OD5のAstro solarで減光している)の間で変えて50~100枚かそれ以上撮影するのですが(一つの露出時間の設定に対して8ショット程度撮影している。)、それは、結果として、シーングが悪いときにシーングが落ち着いた傾向があるタイミングで撮影した画像を得ることにもなっています。但し、シーングが落ち着いた傾向のあるタイミングで撮影出来ても、適正な露出で撮影出来ていないことが多いです。
 上の画像は、その典型的な例で、12886付近の黒点の半暗部は、前後で撮影した他の画像と比べて比較的分かりやすい(シーングの良いタイミングで撮影した?)のですが、破線の楕円の中にあるはずの白斑が殆ど分かりません(露出時間が適正でない)。黒点の東側にある白斑はそれなりに写っています(この白斑に対しては適正露出の範囲に収まっている?)。太陽の白斑をそれらしく撮影するには、露出時間がポイントのようで、その適正な露出時間は、白斑によって異なると思います。と言うことで、連続して撮影した別の画像を探すと、上の画像の破線の楕円の中に見えているはずの白斑がそれなりに写っている画像を見つけました。それが下の画像ですが、やはり分かり難いですね。矢印の先付近に白斑があります。この白斑は小黒点を伴っていますが、それも分かり難いですね。それに加えて、シーングが酷かったのがよく分かる画像です。リムが波打ったように写っています。
  20211020-3

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テーマ: 星・宇宙 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by akita  at 08:02 |  太陽 white light 画像 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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akita

Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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