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あんときのグリーンランドの溶けた氷床(?)

 2006年7月19日、当時住んでいたUKのマンチェスターからUSのマウンテンビューにあったレーザーメーカーに出張したときの行きの飛行機(アムステルダム→サンフランシスコのKL便)の中から撮影した写真の3回目です。飛行高度は記憶が間違っていなければ41000フィートです。(国際線は良く乗っていたのですが、40000フィートを超える高度を飛ぶのは珍しかったので覚えているつもり)グリーンランドの南西部の氷床(又は氷床の上に積もった雪)が溶けて水たまりが出来ている様子が写っています。
グリーンランドは陸地の約8割が氷床に覆われていて、その厚さは平均で1500~1700mだそうです。
地球温暖化による融解は、1990年には始まって2000年以降には融解速度が加速しているそうで、今回の写真は、融解速度の加速が始まった後に撮影したことになります。
グリーンランドを覆っている氷床が全て融解して海に流れ込んだら、海面が7m程度上昇するそうです。

 下の写真はグリーンランドの上空から2006年7月に撮影したもので、地球温暖化の証拠が写っているのではないかと思っている写真です。水たまりのように見えているのは、氷床の上に降り積もった雪または氷床そのものが溶けて、湖(池)状態の水たまりになっているもので、水たまりは、かなり多数出来ているように見えます。
  20220120-1

 下の写真は、連続して撮影した2枚の写真が、もしかしてモザイク合成出来るのではないかと思ってモザイク合成してみた写真です。(上手くつながりました)氷床の氷(またはその上に積もった雪)が溶けて超巨大な水たまり(青い部分が水たまりと思います。上空12000m以上の高度から見ているので超巨大です)が出来て、川となって流れ出しているように見えます。氷(または雪)の部分が意外にも真っ白ではなく、汚れているのが分かります。汚れたように見えるものが写っていることで、溶けつつある氷床が写っているのではないかと思っています。(上の写真も同じ)
  20220120-2

これらの場所が、今どうなっているのか分かりませんが、何とかして、もう一度見てみたいものです。
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by akita  at 06:17 |  「あんときの・・・」 自然 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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Author:akita
主として太陽のHα画像を掲載します。休日に撮影し、時間のあるときに仕上げたものを掲載しますので、速報性は期待しないでください。
2019年9月まではCORONADO PSTを使い、2019年10月からはDay Star Filers の
Original Quark (Prominence Model)+ASI120MMs
+SHARPSTAR60ED の直焦(Quarkを通したときの合成f=1386mm)で撮影しています。空の状態によりますが、望遠鏡はWO社のZ103を使うこともあります。

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